Five Things to Start Your Day: Japanese Edition 日本語版
マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。 ベッセント米財務長官は、政策金利は少なくとも今より1.5ポイント低くあるべきだとの考えを示し、これまでで最も明確に米金融政策当局に利下げサイクルに踏み切るよう訴えかけた。「9月の
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マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

1.5ポイント以上利下げを

ベッセント米財務長官は、政策金利は少なくとも今より1.5ポイント低くあるべきだとの考えを示し、これまでで最も明確に米金融政策当局に利下げサイクルに踏み切るよう訴えかけた。「9月の0.5ポイント利下げを皮切りに、そこから一連の利下げを実施できるだろうと考えている」と述べ、「どのモデルで見ても」金利は「おそらく150、175ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い水準にあるべきだろう」とも語った。また日本について、「インフレ問題を抱えており、確実に日本からの波及がある」と発言。日本銀行の植田和男総裁と話したと明らかにした上で、「私見だが、日銀は後手に回っており、利上げするだろう」と語った。

早めに指名も

トランプ米大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補について、「少し早めに」指名する可能性があると明らかにした。パウエル現議長の後任となる候補は3、4人に絞ったという。またトランプ氏は利下げを改めて要求。金利は「3-4ポイント低くあるべきだ」と主張した。トランプ氏はここ数週間にパウエル議長への圧力を強めており、12日にはFRB本部の改修工事を巡り、パウエル氏を提訴する構えも見せた。

プーチン氏に警告

トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領が米アラスカ州で予定されている首脳会談でウクライナとの停戦に応じなければ、「極めて厳しい措置」を講じると警告した。15日の米ロ首脳会談を機に、ウクライナのゼレンスキー大統領を交えた次の会談を設定したいとも述べた。これに先立ち、トランプ氏とバンス副大統領は欧州主要国の首脳らやゼレンスキー氏と電話会談を実施。欧州側はプーチン、ゼレンスキー両氏による会談の実現をトランプ氏に要請していた。

国債購入に慎重

楽天銀行の東林知隆社長は、金利が上昇傾向にある日本国債について、今後日銀が追加利上げするまでは積極的に積み増すつもりはないと明らかにした。ブルームバーグとのインタビューで語った。楽天銀の預金残高は5年前から3倍近くに増加。急速な規模拡大に伴い、資金運用や貸し出しの方針に注目が集まっている。 資金運用について東林氏は「基調としては、われわれは金利上昇があっても問題ない運営を主眼に置いている」と説明。日本国債を巡っては、政策金利が「もう1-2回上がる前は積み増しを積極的にすることはない」と話した。

サービス拡大

アマゾン・ドット・コムは、年末までに米国内の2300都市で食料品の当日配送サービスを提供する計画だ。提供都市数が現在の2倍超となる大規模な拡張で、従来の食料品小売業者に対する競争力を強化する。「プライム」会員の場合、大半の都市において、注文額が25ドルを超えると当日配送が無料になる。非会員の場合は、注文額にかかわらず12.99ドルの配送料がかかる。アマゾンの発表を受け、クローガーやウォルマートといった競合他社の株価は軒並み下落した。

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